世界中に登録者を有するSNS界の横綱「Facebook(以下、FB)」。実名制のFBでは、仕事関係のつながりや学校の同級生など、比較的自分と親しい人物とつながることができますよね。
懐かしい友達の現在を知ることができる反面、ノリで元カレを検索したら家族が増えてた……、なんて経験がある人もいるのでは? 今回は、FBという諸刃の剣に翻弄された一人の女性をご紹介します……。
◆憧れの先輩とHしたけど……タグ付けで二股を知る
美容関係の仕事をしているNさん(24歳)は、就職してすぐに彼氏と別れて以来、一年ほど寂しい日々を送っていました。
「社会人一年目は仕事を覚えるのに必死だったので、彼氏と別れてもあんまりショックじゃなかったんです。
でも、二年目に入って少し余裕ができたら、どんどん寂しくなってきて……」
Nさんの心にすきま風が吹き込んできた頃、彼女のFBにある人物から友達申請が来たそう。
「高校時代の陸上部の先輩からの友達申請でした。当時は憧れの存在だったので、緊張してあまり喋ったこともなかったから驚きましたよ。めっちゃくちゃ嬉しかったです。FBさまさまって感じ(笑)」
Nさんは光の速さで先輩からの友達申請を承認。『先輩お久しぶりです! 私の事覚えててくれたなんて感激です!』なんてメッセージまで送ってしまったとか。
「完全にガッツいてますよね(笑)。だって、FBの先輩の投稿を見たら当時よりもかっこよくなってたんですよ……! 奇跡じゃないですか! その後は、LINEで連絡を取るようになったんですけど、LINEの内容もウザくなくて好印象。『よかったら、今度食事でもしない?』と、ごはんの誘い方もさらっとしてて素敵でした」
初めての食事では、陸上部時代の思い出話に花を咲かせたそう。Nさんいわく、直接会った先輩は「高校時代は『君に届け』の風早翔太くんだったんですけど、26歳になって大人の魅力まで装備してたんです」と、もはや恋は盲目状態。
「メニューもサクサク決めてくれるし、私の知らない間にお会計は済ませてるし、とにかくスマート! 極めつけは帰り際。『俺、高校の時からNちゃんのことかわいいなって思ってたんだ。FBでも申請するの緊張したんだよ(笑)』なんて、はにかんんだんです……!『少女マンガかよ』って、心の中でツッコんじゃいました。ええ、キュンとしましたとも」
さすが風早くんですね。乙女心を鷲掴みです。お互い東京に住んでいたため、その後もNさんと先輩は週に一回デートを重ねたそう。
「会って2回目くらいで、まあ、その、Hしちゃったんですよ。結構酔っぱらってたのもあったんですけど、『私、ずっと好きだったんです~』とか言ったら、いつの間にかホテルで朝を迎えてました」
ヤってしまいました。少女マンガ的な展開から一気に生々しくなりましたね。いろんなことがあります。
「その後も、とくに確約もなく会ってはHする感じになってて……。あんまり健全な関係でもないので、思い切って『これって付き合ってるのかな』って言ってみたんです。そしたら、『いや……ごめん、来月から新潟に異動なんだ。遠距離
黒倍王だとNちゃんのこと大切にできる自信がない。本当、こんなことになってごめん……』って速攻フラれました」
瞬殺。
「『私は大丈夫です!』と